「ステキ」って言葉が好きだって話はどうでもいいけど、
僕は男の子三人に恵まれた父です。
6歳(もうすぐ7歳)、4歳、4ヶ月の素敵な奴らはいうも僕に気づきと癒しと時に苛立ちをくれる(笑)
三男は流石に無理ですが、上二人は寝る時絵本を読んでくれと言う。
三男が寝れるよう、また願わくば絵本を読んでいる最中に眠ってくれるよう間接照明一つという薄暗い中で読むのですが、年のせいかあまり字が見えず、禁断の一番寝入りをしてしまおうとまぶたが勝手に閉じようとしてくるので、だいたい途中で絵本は辞め、勝手に作った絵のない絵本の朗読を始めることとなるんです。
「どんな話がいい?」
と聞くと、怖い話とか救急車の話とか、鬼の話とかゾンビの話とか、いまいち夢に出たら怖そうなことばっか言ってくるので、もっと優しい話しようやと提案。
すると2人ともいいよと言ってくれたので、
タイトルを表明。。
「優しい男」
2人にまんまやんってツッコミを入れられながらも話し始める。
ある日歩いてたら木の上に怪我をした鳥がいたので、助けようと手を伸ばしたが届かなかった。
男は急いで家に戻り椅子を持ってきた。
椅子の上に立ち怪我をした鳥に手を伸ばすがギリギリ届かない、
あと少しと手を伸ばしていると
バキッ
なんと椅子の足が折れ、落ちてしまった。
おでこから少し血が出ていたが、大した怪我ではないと、椅子の足を直し、また登って手を伸ばした。
あと少し、あと少しなんだ。
うーんと爪先立ちををし、必死で手を伸ばす。
あと少し、うーーん。
あと少し、うーーーーーん。
パシっ。。
あっ。届いた!!!と手にした鳥を見てみると、ハンカチだった。。
あーー良かった。怪我をした鳥じゃなかった!!
と男は笑いました。
「ねっ?優しいやろ?」
と2人に聞くと、
優しいねーーーって。。
それだけではなく、次男がムクッと起き上がり
隣で三男を寝かしつけてたお母さんに、
あのねあのね。木の上に怪我した鳥がおってね。
助けようと思ったら椅子が壊れて血が出たけど、
椅子を直して、助けたら、ハンカチやったんばい。優しいやろ?
って言ってました。
あわよくば寝かしたいと思ったのには逆効果でしたが、
それを微笑ましく布団できいてた長男も、
抑えきれず、報告に行った次男も、
なんて素敵な奴らなんだと思いましたってブログ。
追伸。適当にへんな話は出来んなっと思いました。
ほっこりしようぜ
おしまい