「重いものは軽いように
軽いものは重いように取り扱う」
正しい言い回しは忘れてしまいましたがそんな言葉があるようです。
この言葉は日常においてもよく思い出します。
僕は畳屋ですが、お客様の中に、たまにご自分で畳干しをされたことのある方がいらっしゃいます。
その時の記憶で
「重かった!!」
という印象を持っており、そんな畳をヒョイと抱えた時、
「うわ!!すごい」
驚かれることが結構あります。
また和室にタンスがあった場合、少し上げて家具滑りをいうゴム製のスキーの板みたいなものをタンスの下に敷き込むのですが、そのタンスが十中八九重いんですww
そんな場合も、以前は「よいしょ!!」とか「重っ!!」とか思わず言ってしまっていたのですが、
冒頭の言葉を教えていただいてからは、できうるかぎり涼しい顔で抱えることにしていますww
お茶はお客様を迎えますが、畳の時は出向きます。
だけど、そこでお客様に対する気持ちは同じです。
一緒にいる空間を最大限楽しい時間にするために何ができるか?
そういったおもてなしの精神がおそらくこの言葉を生んだのだと思います。
「重いものは軽いように
軽いものは重いように取り扱う。」
気をつかわせることなく、
また重厚感があるように、
さりげない気配りがその場の空気をより心地よいものにしてくれる
素敵ですね!!
ほっこりしようぜ
おしまい