1日だけですがい草刈りにきました。
早朝から汗だくになるハードワークを淡々と続ける生産者さんには毎度頭が下がるのですが、
まず僕がなんでこんなにも産地を訪れるのか改めて振り返ってみたいと思います。
僕は畳は日本が世界に誇れるものであると本気で思っています。
そんな中で考えたら生産者さんと畳屋さんはワンチームであると思っています。
日々の役割は違えど、支え合い励まし合い語り合いながらというプロセスはいわば”畳を作る”という仕事において
当たり前のことであると思っています。
だけど僕の父も創業者である爺ちゃんも一度も産地を訪れたことがありませんでした。
今でも産地にきたことのある畳屋さんの方が少ないと思います。
何故でしょうか?
推測にはなりますが、
「買ってやりよんぞ」的なマウント思考が生じていたのではないかと思っています。
い草がなかったら何も出来ないことに気づきもせずに。
かと言って産地としても畳屋さんには頑張ってもらわないといけないわけですから、
頑張れーってなってくれてます。
だけど本来は同じ方向を向いて
「一緒に頑張ろう!!!」
が関係性としては自然だと思います。
10何年か前に初めて産地を訪れたとき生産者さんとの話の中でこんなことを聞きました
”い草は他の農産物と比べ2年間と長い時間をかけて生産しており、
生産者はい草を育み出荷することを「娘を育て、嫁に出す」ような気持ちで行っている。
しかし生産者が出荷後のい草がどんな経緯を辿ったかを詳しく知ることは今まで出来ないんだ!
「愛おしき娘が誰かに買われて行方もわからないまま」
それが業界の常識でした。
そんな常識ぶち壊したるわ!!と僕は
いわば奴隷解放のフィッシャータイガーの気分です。
んで始めたのが、生産者の熱い想いを大事にし、購入者との関係、想いを相互に繋げるため実際に産地を訪れて
産地に通ってい草や生産者のことをより詳しく知る、吸収する、
そして購入、バトンを受け取り、い草、畳表がどのよう思いの中で畳になり購入者に届いたかをフィードバックする。
畳屋がそうしたパイプになることでい草、畳への想いがお互いの間で循環する環境、いわゆる
「いぐさイズム」
を築くことができると考えています。
そうしたハッピーな循環の中で、『畳のある暮らし、自然と在る暮らし」の本質的な部分をやがて
世界へと持っていく。
「地球に生まれてよかったーーー」
って
「自然ってなんて素敵なんだーー〜」
って思わずハイタッチして握手してハグしちゃうくらいの畳を
届けたいんです
ってなわけでそんな原点であるい草刈りに2021年も行ってきたよーーってブログ。
い草刈りって何すんの?
って方はYouTubeチャンネルに昨年のい草刈りの動画上げてますんで、
是非見て腱鞘炎になるくらいグッドボタンを押してくださいね!!!
それではまた!
読んでいただきありがとうございました。
い草を育んでくれる大自然と生産者さんに感謝の意を込めて
今日も最高にのりたろー動きます
ほっこりしようぜ
おしまい