真 行 草
歩き方 座り方 お辞儀の仕方
そういえば40年生きてきた中で改めて習うこともなかったというか、
正式にいえば、体育会系な習い方と言いますか、大きな声でキビキビと的なことはなんとなく嫌々習った時期はあれど、強いて言えばすごく不自然な型だったし、カッコいいと憧れるものではありませんでした。
僕がお茶に興味を抱いたきっかけは
“美しい所作”というもので、
「利休にたずねよ」という小説から読み取るいわば僕の想像力任せの美しさは、
歩き方、座り方、お辞儀の仕方、この誰もが無意識にうちに毎日行なっている仕草の中にある
マインドフルネス
最近よく耳にする言葉ですが、
内容としては“今に集中”するということ、
あえて流行りに乗っかるならば、全集中壱の型、マインドフルネスといった感じだろうか。
他のことは一切考えず、今に集中する。
まさにお茶はマインドフルネスで、
いわば筋トレもマインドフルネス的効果もあるのではないだろうか?
あくまで個人的感想ですが。
昨日のお稽古の中で気づいたことは、
歩くのも立つのも座るのも、お辞儀するのも、
美しく自然にやるには、筋肉がいるし、柔軟性もいる。
かっこよく言えば、
知識の奥にあるものを自己研鑽と凡事徹底を繰り返しありのままの自分に叩き込む必要がある。
生き方を洗練する
おそらく自分がお茶に求めた世界観がしっかり見た気がする。
大袈裟かもしれないけど、
余計な思考、余計な動きを、削ぎ落とし、無意識に自然に動ける姿は、
いわば意識的な生き方をしないと到底身につかないと思いました。
個人的な感想なので、お茶の真髄的なこととは違うと思うので、あまり気にされないでください(笑)
とにもかくにも、
すごくすごく望むところで、
洗練され、未来に誇れる生き方
という個人的理念
お茶のお稽古をしっかり意識して、生きたいと思います。
今に集中すれば、
世界はやっぱり美しい
そんな今を子どもやその先にも紡ぎたい
心からそう思うし、絶対にそこを目指します。
自然あっての未来ですから
ほっこりしようぜ
おしまい