いいモノはいいコトから。いいコトはいいモノから。

いいモノはいいコトから。いいコトはいいモノから。

そしてそれはやがていい時間をつくり、いい円(縁)となる。


おはようございます。

11月11日金曜日のズームインのりです。

今日は、ゴルフから、打合せからのり部屋ということで、バタバタですが、

文頭に書いた枕詞を念頭にいい時間にすべく楽しんできます。

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昨日、畳替えをしながら思ったこと。

やっぱり僕は畳を作りながら、畳以外のことばっかり考えてるなーって。

”喜んでくれるかなー”とか

”今日の引上げでわくわくしてくれただろうか?もっと出来ることはないだろうか?”とか。

実際5月に社員を迎え、畳作りに忙殺される時間より、時間つくりを考えるようになった。

これは前から希望してた経営に近づいてきたということ。

僕らは畳のプロ。

良い畳(モノ)を作ってからこそのコトつくりである。

ここで少し、佐野疊屋が思う良い畳替えについて書きたいと思います。

昨日は表張替えでしたので、張替えのことを少しだけ。

まず、表替えとは、古くなった畳表と縁を張り替える作業のことです。

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畳の芯材(畳床)から畳表をはぎ取るわけです。

※ちなみにこの剥いだ表を裏返して縫いつける施工を裏返しといいます。(それはまたいつか)

この時に、初めての表替えか、何回か表替えしてるのかがわかる瞬間があります。

前の畳屋さんの仕事内容が畳の裏には如実に表れるんです。

ここでは荒さがしをしてるわけではなく、なぜそれがいけないと思うのか?を知って頂ければ幸いです。

この畳は今回で三度目の張替えでした。

まず、畳床にくっついてる縁のキリ跡、これは基本的にねじ藁という高さを調節する藁やシートを縫い付けている

糸なのでねじ藁交換時以外は切りません。たまに都合上切ることもありますが。

今回は写真手前に引っ張られている縁。

これは前回の表替えの時に切っておくべきだと考えます。

それはなぜか?

はい。ちょっとわかりづらいですが、

畳の表面付近にくっつけてる定規ですが、畳の下らへんにもくっついてますよね。

ここは本来おさまりをよくするために、

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こう切るんです。(はい。そこ。雑とか言わない)

というのも

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極端に言えば、こうだと

隣の畳とくっついたとき

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下ばっかりくっついて上が空いてしまいます。

じゃあ、どうなるのか?

蟻さんを捕まえる罠みたいになりますし、

小銭がすいこまれて行くんです。

じゃあコンビニで消費税はらえませんし、

お賽銭も畳替えした後にはらうことにもなりかねません。

ってかかっこ悪いじゃん(極論)

じゃあなぜこれを切らない畳屋がいるのか?

知らない人もいるとは思いますが、(べんきょうせーや)

まずめんどくさいからだと思います。

実際切るだけでは済みません。

あれを切ると、

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それを縫っていた糸も抜くこととなります。

抜かなかったら、新しい糸と絡んで泥沼恋愛もしくは不倫となり、

畳が無理矢理締め付けられ、

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こうなります。

これにさっきのやつが加わると、

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こうなるんです。こうなったらもはや畳ではないです。ただの崖です。

だから

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切ります。

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抜きます。

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縫い付けます。

畳は個人戦ではなく団体戦である。

これはかの有名なのりたろーの言葉です。

そして、畳作りは

個人戦ではなくチーム戦であると思います。

生産者さん、材料屋さん、建築屋さん、畳屋さん、お客さん、

チーム戦、

いいっしょ?

かっこいい思ったでしょ?

僕も決まったなーって思いましたもん(笑)

まあそれは良いとして、

佐野疊屋が言う、”良い畳”は良い技術もしかり、

いい人間じゃないと出来ないんです。

糸抜きは精神戦ですから。

さあ。僕にとってゴルフも精神戦です。

帰りたい。畳縫いたい。

ああ。このボール投げてもいいかしら?

という自分と闘いながら、山越え谷越え走ります。

いわば鉄人レースともいっていいでしょうね。isn’t it

さあ。何事も楽しく行こう!!

楽しくやれば、楽しいのさきっと。

いい円描くぞーーー。

おおーー

ぶうううぶうう(つの笛)

sany2664

うん。今日も丸顔!!

ほっこりしようぜ

おしまい

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