今はテレビコマーシャルなどでもよく耳にするようになったSDGs”持続可能な開発目標”を
実践するにあたり
まずは、「畳屋の僕でもできること」を「畳屋の僕しか出来ないこと」と考えてみる
「佐野畳屋でもできること」を「佐野畳屋しか出来ないこと」と考えてみる
そして環境負荷を減らし、未来に誇れる行動である。
それが佐野畳屋の存在価値となると思い、
色々やってみることとした。
まず畳は
畳床(芯材となる部分)、畳表、畳へりと大きく3種類の素材から出来ているのですが、
全ての素材において端材という部分が発生する。
素材を生産してくださっている皆さんに会いにいくのが佐野畳屋の特徴で、
その思いとともに畳作りをするというのがモットー。
そうなると端材はつまり宝物となり、何かに使えないだろうかと思考し、それが佐野畳屋にできる
SDGsのまず一歩であると思い以下のようなことやっています。
まず畳ヘリの端材。
写真のように丸めて輪ゴムで留め保管。
地元の保育機関やヘリで小物をつくっている皆様に寄与している。
お代として笑顔と素敵なエピソード、そして野菜だったり栄養ドリンクなどがいただける。(ありがたい)
笑顔と素敵なエピソードのみでお腹いっぱいになるので、特に気にされずこれからも気楽に遊びにきてください。(届けこのお思い)
次に畳表の端材。
畳表の端材は大きく2種類になる。
畳表になっていれば端材は、コースターやブックカバーなどに加工してもらう。
これは静岡県焼津の松葉畳店さんのご協力があってのことですが。
素敵でしょ?
そしてまだ畳表になっていないい草の部分
基本的には長さが足りず畳表にできなかったい草
それはインスタで素敵に紹介していただいたこちらの投稿を見ていただきたい。
https://www.instagram.com/p/CMOtS8wBlVx/?igshid=15gsqhmbnn14h
コロナでアルバイトが出来ず生活費が困窮しているという情報を受け、
めちゃめちゃ小さな規模ですが上記のような取り組みに至りました。
今もい草作りを頑張ってくれている最中にブログを書いている次第です。
ありがたい。
最後に畳床の部分。
ここは端材に限らず、撤去してきた古畳も全て解体し、分別し、
稲藁は堆肥化に挑戦、
ボード(建材チップ)部分は薪ストーブやキャンプの焚火用として
フォームは工場にお返しし再利用
古ござは比較的綺麗なものは何かを干したり、外で遊ぶ時用の敷物として
ボロボロの場合は市の焼却に持っていくこともありますが
昨年10月取り組み前の焼却率と比べ、3分の1程度になりました。
あと半年で10分の1、ゆくゆくはゴミとしての焼却0の形まで持っていけたらなーと考えて
協力者を募っている最中であります。
そんな感じで佐野畳屋とSDGsのお話でした。
意識している項目は
貧困をなくそう
働きがいも経済成長も
住み続けられるまちづくりを
つくる責任 つかう責任
陸の豊かさを守ろう
パートナーシップで目標を達成しよう
あたりでしょうか。
引き続き頑張ります!!!
ほっこりしようぜ
おしまい